食あれば、人生、楽し!


若かりし頃は食事にあまり興味がなかったが、定年退職して
隠居生活に入ると、食事が気になりだした。
 
最終的には、人間は食の事しか考えないらしい。

飢餓にさらされると、夢や日常生活ことなど、何も考えない
食べることだけが、脳裏に焼き付く・・・・・戦争体験者談より。


   

なにせ食べることが身体をつくる。健康状態の良しあしも
食で決まる。人生で大切なスキルは「食」である。
妻が料理好きで、いつも満足していた環境が、老後生活の
不幸のリスクになる可能性もある。


70歳にして、「妻が作る人、僕食べる人」の観念から
「私、作る人」に変身するのである。

        

最愛の妻が作る食事で、共に語り合える食事卓は、この世の楽園!
今ある楽園が無くなることを想像すると、「ぞぉーと」する。

何の食事も作れず「一人の食卓」・・・・不幸の始まりである。
だから、言っただろう・・・・「私、作って食べる」になりなさいと!


自分のために作るのが楽しい時間になるように。
自分好みの材料で、誰にも気づかいせずオリジナルで作る
食事の醍醐味のスキルを身につけよう。

一人になっても生きていける男の生きざまを、想像する。
少しはわかる気がする。
                     
              

     


ゴボウの美味しさご存知!

昨日、料理教室できんぴら豆腐を作りました。

ゴボウの旬っていつだったか知っていますか?
実はゴボウは年に2回、旬を向かえる野菜なんです。
冬に向かえる「旬ゴボウ」(10月~12月のゴボウ)と
春に向かえる「新ゴボウ」(4月~6月)があります。
ところで、ゴボウを食材として使うのは、日本か台湾くらいと言われている。

ゴボウが主材料として、使われるのがきんぴら。
このきんぴらが、実に白米とあうのだ。これぞ日本に生まれて良かったと思う料理。



ゴボウの香りとシャッキリした歯ごたえに豚肉のトロリ、フックラとした感触、
脂身から出てきたコクと赤身から出てきたチュルリン、チュルリンと湧き出た濃い旨味、
ゴボウならではの香りとタレからくる
食欲は日本人にしか味わえないものだと思う!



牛肉とゴボウのしぐれ煮
平鍋に砂糖、醤油、酒、だし汁で調合したタレを入れ牛肉か豚肉の切り落とし肉と
ゴボウをを入れグツグツと煮る。
煮あがるころを見計らって豆腐、コンニャク、溶き卵などを加えると独自のレシピになる。
これが実にうまいんだなあ・・・・・。白米と混ぜると相性は抜群。これだけで満腹、満腹!





コーヒーで至福のひと時
若かりし頃からコーヒーはよく飲んでいた。その時はインスタントコーヒーや
コンビニエンスのコーヒーでも良かった。
ともかくコーヒーの匂いや・アジがすれば良かった。


いつのころか、多分定年退職後だと思うが、それでは、物足りなくなり始めた。

入れ方も色々と試したが、結局は紙のフィルターでポットに入れる方式が
簡単で作る時間も短くてすむ。
1時間掛けてドリップする人もいるが、理屈は納得できるが、アジは変わらない。
高価なドリップ器具もあるが、アジは変わらない。


ただし、入れ方は少し凝っている。

香りの出し方、酸味、甘味の出し方を知り、挑戦する。
              
第1回目のドリップはペーパーフィルターを濡らしたあと、2杯分のコーヒー粉を入れ全体にいきわたるようにケトルから
丁寧にお湯を注ぎ、20秒ほど待つ。



今までは、ここから一気にお湯を注いでいたが、味が薄くなるだけで風味もなかった。

改善点は、ここでさらに新しいコーヒー粉を追加して、2回目を一気にお湯を注ぎ泡立てる。



3回目は中央がへこむので更にコーヒー粉を入れ、ゆっくりと所定量までお湯を注ぐ。少しの手順変更と丁寧さでコーヒーの味が急変した。



香りは豆を挽いて、即座にドリップする方が際立つが、面倒なので専門店で引いたものを小出しにすれば良い。
(豆から挽いて香りを際立たせる事に挑戦したが、時間がたてば、皆同じなので面倒くさい。)
濃くしたいときは、コーヒー量を多くする。

豆の種類によりアジがが異なるので、その時その時
自分にあった豆を選定すればコーヒーの贅沢を楽しめる。




豆の種類も沢山あり、どれがいいとは、言えないが、お好みで探し求めるしかない。
高いものは100g 1000円、普及しているもので100g 500円程度。
高いものが良いかと言えば、そうとは言えない。ハワイのコナやライオンも試したが好みでなかった。
モカ・ブルーマウンテン・ブラジル・インドネシア・・・・・・
現在は意外や意外、成城石井で購入している。100g 200円程度のモノでgoodである。。
一番大事なことは、新鮮度、一度に大量に購入するのではなく、こまめに買い求めること。



爽やかな酸味があって、甘味が感じられるコーヒー!
飲んだ後に爽やかさが残っているコーヒー! 
 
               
たかがコーヒー、されどコーヒー!
おいしいコーヒーを飲んだことによって至福の時間になる。

素敵なコーヒータイムの感動を追い求めて今も試行錯誤しています。